子どもの発達にDHAは絶対に欠かせない

子どもの能力とDHAの深い関係

特に発達障害の傾向がある場合、このDHAが圧倒的に不足しています。
逆に、DHAを十分に補給してあげると、忘れ物が減ったり、理解力が向上したりしてきます。

DHAは、人間だけでなくどの動物の脳の発達にも、欠かせないことがわかっています。

DHAは、n-3系脂肪酸(ω3系と同義)といわれる不飽和脂肪酸のうちの1つです。
簡単にいうと常温で固まりにくく流動性が高いため、良質な脂質を必要とする人体の細胞膜の材料として、とても優れているあぶらです。

n-3系脂肪酸(オメガ3)には、亜麻仁油(あまにゆ)に多く含まれるα-リノレン酸、青魚に多く含まれるEPA、DHAがありますが、このうちDHAのみが脳内に入ることが確認されています

よくDHAと一緒にサプリメントなどに含有されているEPAは、DHAと分子構造もたいへんよく似ていますが、酵素によってDHAに転換されると考えられています。
また、α-リノレン酸が体内でEPAに変換されるのは全体の15%程度、さらにDHAまでの変換となるとわずか5%となるといわれているため、脳にはDHA摂取が必須です。

脳内で多くの神経伝達を行うためには、細胞膜が柔軟であることが欠かせない条件です。
この柔軟な細胞膜の質を保つためにDHAという、n-3系脂肪酸の中でも特殊な構造をした脂質が重要なのです。
(下記参考文献参照)

要するに、DHAは脳細胞と情報ネットワークを作るために欠かせない物質ということです。

DHA不足を疑う症状

具体的に、DHAが足りないと、

・学校からのプリントは99.9%持って帰らない
・その日食べた給食を覚えていない
・トイレに入れば時間を忘れて出てこない
・やっと出てきたと思ったら流してない、ドアを閉めていない
・風呂に入る時は脱いだ服が洗面所一帯に散在
・風呂から出た後は風呂の中のほぼすべてのものが床に散乱
・かばんやポケット、机の引き出しの中は意味不明なゴミだらけ
・連絡帳や宿題の教材を学校に忘れてくるので、何が宿題か思い出せない
・寝る時間が守れず、毎日言われないと寝る支度ができない
・文字の見間違えや書き間違えが多い
・同じ間違いを何度でも繰り返す
・3つ頼むと必ずといっていいほど1つは忘れるか間違える
・自分の行動の結果が予測できない(やった後のこと、先のことが想像できない)
・目先の利益だけに集中してしまう
 (その結果、怒られるのがいやで、うそをついたりすることにつながっていく)



というようなことが起こります。
逆にできることは、かろうじて「はみがき」と「玄関を出る時に靴をはく」ことぐらい?というような、いわば「ボケ老人」のような症状に近くなります。

それが、DHAを摂り始めて4~5日する頃から、「何となく注意することが減ってきた」という状態になってきます。

しばらく続けると、明らかに、ぼーっとした感じだったのがしゃっきりしてきて、1日のうち2つか3つは「あれ?言わなくてもできている!」ということが出てくるようになります。
たとえば「お風呂から出る時は電気のスイッチを消す」といった単純なことを、毎日言わないと出来なかったのに、「あら、自分で消している!」というような感じです。

もちろん、劇的に何かが変わったり、何もかもがきっちり出来るようになるわけではないですし、昨日できたことが今日確実に出来るというわけでもないのですが、
全体として、例えば1日10個注意されていたことのうち、何かしら3つ4つくらいは自力でできるようになる、くらいの感じでしょうか。


市販のサプリメントは、どうしても添加物が入っていたり、自然のものに似せた成分で作っていたりするので注意するようにして下さい。
以前は魚にDHAが多く含まれることから魚を食べることが推奨されてきましたが、海洋汚染の問題から、魚よりもサプリメントで摂取したほうが安全と言われる時代に入ってきています。

また、吸収しやすいリン脂質結合型の「クリルオイル」をお勧めします。
クリルオイルとは、南極オキアミから抽出される油のことです。
クリルが捕獲される南氷洋は海洋汚染が極めて少ない上に、プランクトンのため食物連鎖による汚染物質の蓄積濃度が低いからというのも大きな理由です。

詳細は、脂質改善ジュニアインストラクター養成講座内で、資料やデータをお渡しするとともにご説明します。

参考文献
DHAの構造的意味
ドコサヘキサエン酸による機能改善作用と神経疾患への応用
培養神経細胞を用いたドコサヘキサエン酸による脳神経機能活性化機構の解析
農林水産省 脂質による健康影響
厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2015年版)


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