小麦・乳製品が発達障害を引き起こす?! 

小麦に含まれるグルテン・牛乳に含まれるカゼインと発達障害

自閉症やADHDの症状について、小麦に含まれるグルテン乳製品に含まれるカゼインが大きな原因の一つといわれています。


吐いたり、下痢をしたり、アトピーになったり、頭痛がしたり・・・というようなアレルギー症状が全く出ず、普通に大丈夫と思って食べていたのに、実はグルテン不耐、カゼイン不耐といわれる、要はこれらのタンパク質を分解できない体質だったということがあります(食物アレルギー検査では出ないことが圧倒的に多い)。

小麦に含まれるグルテンと発達障害

小麦に含まれるグルテン・牛乳に含まれるカゼインは、発達障害ではなくとも様々な疾患の元になると言われています。
現代の人類が皆、直面している課題とも言えるでしょう。

グルテンの弊害については、小麦の消費量が多い欧米の方が研究も対策も日本よりはるかに進んでいるようです。

小麦は遺伝子組み換えなどが騒がれるずっと以前から長い歴史の間に品種改良が進み、タンパク質の組成が本来のものとは大きく変化し、人間がうまく消化できない形になってしまっているのが要因だということ。

牛乳に含まれるカゼインと発達障害

牛乳においては、もともと大多数の人類はその乳糖を分解できる酵素を持っていなこと、それにより消化器症状を引き起こすことがわかっています。
さらに牛乳に含まれるタンパク質であるカゼインも、グルテン同様、体の各箇所へ炎症を起こし、さらに悪いことには麻薬物質と同じ作用を脳に及ぼしてしまうということです。


発達障害の子どもが変わる食事 (青春新書INTELLIGENCE)
ジュリー マシューズ (著), 大森 隆史 (監修), Julie Matthews (原著), 小澤 理絵 (翻訳)

自閉症の子はタンパク質を分解する酵素の働きが十分ではなく、グルテンやカゼインを完全に分解できないといわれています。その結果、グルテンがグルテモルフィンという物質に、カゼインがカゾモルフィンという物質に変化します。グルテモルフィンとカゾモルフィンの分子構造は、アヘンに含まれる麻薬物質であるモルヒネと非常によく似ています。つまりモルヒネと同様に、グルテモルフィンやカゾモルフィンが血流中に入り込み脳へ到達すると、麻薬のように作用する可能性があるのです。P53より引用

ARI(アメリカ自閉症研究所)の調査によると、GFCFは実施者の65%に効果がありました。(中略)グルテンとカゼインの代謝物への中毒がなくなり、脳が正常に機能するようになるので、認知力が向上し、行動問題が改善することが多々あります。とあるお子さんはGFCF食事療法を開始してから、集中力が高まりました。先生から「注意力の問題が改善され、学習能力が上がりましたね」とほめられたこと、ご両親は喜ばれていました。発達障害の子どもは言葉の発達が遅れることが多いのですが、言語面で著しい改善を見せるお子さんも少なくありません。ある男の子は2歳半の時点でまったく言葉が出ていませんでした。しかし、GFCF食事療法を開始すると言葉が出始め、3か月後には200語以上の単語を話せるようになっていました。 P141-P142より引用



なぜ「牛乳」は体に悪いのか ―医学界の権威が明かす、牛乳の健康被害 (プレミア健康選書)
フランク・オスキー (著), 新谷 弘実 (その他), 弓場 隆 (翻訳)

またGFCF(グルテンフリー・カゼインフリー=グルテンとカゼインを食事から除去する食事のこと)の食事を続けることで、下記症状が改善したとのデータもあります。

フロリダ大学のゲイド教授によると、広汎性発達障害とその類似疾患(自閉症・アスペルガー症候群・ADHD)は、精神療法と薬物療法ではほとんど効果がないが、小麦などのグルテンと乳製品(カゼイン)を完全に除去すると、1ヵ月以内に81%に顕著な改善が見られ、3ヵ月ですべての症状の改善がみられたのことです。この改善は検査した1年間持続したということでした。 
アメリカ自閉症研究所の試験データ


引き起こすのは発達障害だけではない

不耐体質の人は、小麦に含まれるグルテン、そして牛乳に含まれるカゼインというそれぞれのタンパク質を分解する酵素がうまく働かず、まず腸の中に炎症を起こし、腸内を傷つけてしまいます。
その結果、上記以外にも、腸内が傷つけられた結果、腸内環境が悪化し、いくら良い栄養素を摂っても、吸収されずに対外へ排出されてしまうということが起こってしまいます。

こうなってしまうと、普通の健康な人であれば自浄作用で排出できていた食品添加物や水銀などの有害物質、電磁波等の影響を非常に受けやすくなってしまいます。

同時に、どちらが先かという話にもなってしまうのですが、腸が傷つけられることによって腸内に悪玉菌が増殖し、とりわけカンジダイースト菌などが増殖してしまうことで、これらが乳酸菌などの善玉菌の増殖を阻み、毒素を腸内にばらまき続けるといったことも起こってしまいます。

つまり、脳や体に悪い物質がたまる一方、さらにいい栄養素が吸収されなくなり、どんどん心も体も悪くなっていく、という最悪な負のスパイラルを産んでしまうわけです。

しかし、現在の食生活から、小麦と乳製品と食品添加物を省いたら、ほとんど口にするものが無くなってしまいますよね。
また、体にいいものはとても高価です。手もかかります。
わかっていても続けること自体がそもそも非常に難しい。本当にこれは深刻な、深刻な問題です。


一番恐ろしいのが、自分にはまさか何の関係もないだろうと思っていても実はそうだった、という場合。

すぐに症状が出るわけではないので全く結びつかないことが多いのですが、例えば下記小麦は食べるな! 著書内では様々な症状などとの関連性も指摘されています。

小麦は食べるな!
ウイリアム・デイビス (著), 白澤卓二 (翻訳)

小麦グルテンが原因の皮膚疾患例
口内炎
皮膚血管炎
黒色表皮腫
結節性紅斑
乾癬
白斑
ベーチェット病
皮膚筋炎
壊疽性膿皮症
P226-227

セリアック病に関連する疾患例
疱疹状皮膚炎
肝疾患
自己免疫疾患
 ・関節リウマチ
 ・橋本病
 ・全身性エリテマトーデス
 ・ぜんそく
 ・潰瘍性大腸炎
 ・クローン病
インスリン依存性糖尿病
神経障害
栄養失調
P111-112

この他、書ききれないほど様々な病気の原因にもなると言われています。

要するに、腸の炎症によって必要な栄養素が欠乏し、同時に毒素が体内をめぐることによって
DNAの正しい転写が行われなくなっていく
ということなのです(DNAのメチル化)。

私たちは病気というと、それぞれの症状に対してそれぞれの原因があるように思いがちですが、病気の原因は非常にシンプルだともいえます。
「細胞が正しく機能しないから」
です。そのダメージを与える理由が

・偏った食事による身体の材料不足
・添加物やトランス脂肪酸といった体に不要な物質の蓄積
・腸内環境悪化

といった内的要因、および

・電磁波
・住環境
・人間関係といったストレス

といった外的要因によるものです。


子供が発達障害だから…と悩むのではなく、
この子が身を持って「人類が直面している、食の汚染による深刻な人体破壊の影響」を教えてくれている
と考えるべきなのではないかと、知れば知るほど感じています。
恥ずかしいのは、症状として出ていなかったために無知だった私たちの方ではないか、と。

上記以外にもグルテン・牛乳と健康についての書籍やデータはたくさん出ています。
ぜひご一読してみてはいかがでしょうか。

注:いずれの著書・説においても、日々情報が刷新され、新たな研究結果が出ており、内容によっては古い情報も含まれている可能性があります。また諸説あるためあくまでも参考情報としてご活用下さい。



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